シーズンの売り上げにも影響！　エルニーニョ現象・ラニーニャ現象とは？　～販促と気候～｜ノベルティ名入れ・オリジナルノベルティ制作・ノベルティ企画提案はお任せください！

四季のある日本では、気候・気温による売り場作りや販促活動が重要です。

この記事では、世界的に大きな天候の変化をもたらすエルニーニョ/ラニー二ャ現象について解説します。

エルニーニョ現象とラニーニャ現象の発生には、地球の7割を覆っている海面の温度変化が関係しています。

海水面は陸地に比べ暖まりにくく冷めにくいため、平常時は温度変化が穏やかで、地球全体の気候は毎年安定しています。

この海水面の温度分布が変わることにより、高気圧や低気圧の分布も変化し、地球全体の気候が変化します。

エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高くなり、 その状態が1年程度続く現象のことです。
エルニーニョ現象が発生すると、西太平洋熱帯域の海面水温が低下し、西太平洋熱帯域で積乱雲の活動が不活発となります。

このため日本付近では、夏季は太平洋高気圧の張り出しが弱くなり、気温が低く、日照時間が少なくなる傾向があります。また、西日本日本海側では降水量が多くなる傾向があります。冬季は西高東低の気圧配置が弱まり、気温が高くなる傾向があります。

ラニーニャ現象とは、エルニーニョ現象と逆で、同じ海域で海面水温が平年より低い状態が続く現象です。
ラニーニャ現象が発生すると、西太平洋熱帯域の海面水温が上昇し、西太平洋熱帯域で積乱雲の活動が活発となります。

このため日本付近では、夏季は太平洋高気圧が北に張り出しやすくなり、気温が高くなる傾向があります。沖縄・奄美では南から湿った気流の影響を受けやすくなり、降水量が多くなる傾向があります。冬季は西高東低の気圧配置が強まり、気温が低くなる傾向があります。

気象庁の「ラニーニャ現象発生時の日本の天候の特徴」によると、ラニーニャ現象発生時、日本の夏（６〜８月）の平均気温は高くなる傾向にあります。
とくに北日本から東日本の気温が高くなる傾向にあります。